トルコ革命

第一次世界大戦で敗北したオスマン帝国は、セーヴル条約で新たに治外法権を認め、領土の割譲や軍備縮小に応じた。
ギリシア=トルコ戦争でギリシアを破ったムスタファ=ケマルは、トルコ共和国を建国した後、スルタン制を廃止するなどの改革を進めた。
トルコ共和国は新民法を制定して女性解放を進め、1934年には女性参政権を認めた。




①…(難)「新たに治外法権を認め」の「新たに」が誤り。16世紀にフランスと同盟したオスマン帝国がフランスにカピチュレーション(通商上の特権、のち不平等化)を認め、その中に治外法権が含まれていた。したがってこの選択肢では「治外法権の存続を認め」であれば正しい。 ②…「トルコ共和国建国→スルタン制廃止」ではなく「スルタン制廃止→トルコ共和国建国」。共和国建国後の改革で廃止されたのはカリフ制。